日記

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日記を書いてるだけのブログです。

Last Modified: 2025/01/06(Mon) 22:54:34〔2日前〕 RSS Feed

拙作読者様向け解説のご案内

『翔べ速く遠く』が完結して今月で半年になります。それなりに時間が経ちましたので、少々踏み込んだ自作解説を解禁します。モチーフとなった史実であるとか、個別の設定や描写の意図について書くことができたらと考えています。
今まで出したことのない情報が中心になる予定です。

公開ページには以下からアクセスができます。
https://shitaraba.sakura.ne.jp/protect/e...

閲覧希望の方はパスワードを発行いたしますので、その旨pixivのDMで希望ID・パスワード(いずれも英数字8文字以内)と併せてお伝えください。
(閲覧は拙作の読者に限定したいと考えていますので、したらばのpixivアカウントをフォローされていない方の閲覧はお断りする場合があります。ご了承ください)
〔2日前〕

〔 368文字 〕 編集

アルバムページの公開について

したらばの作品に関わるイラストや画像のアルバムページを公開しました。
https://shitaraba.sakura.ne.jp/album/teg...

つーてんかくさんによる素敵な挿絵や勝負服デザインをご覧になれます。

Xでも書きましたが、表紙のページで「表紙デザイン:したらば」としているのは、別に殊更自分のデザインだとアピールしたいからではありません。表紙がつーてんかくさんによるデザインと誤解されるとつーてんかくさんにご迷惑だからです。

記載通りキャラのシルエット部分のみご提供いただきまして、表紙のデザイン自体はしたらばによるものです。クオリティ的にそんな誤解は誰もしないとは思うんですが念のため。

なおアルバムページで掲載されているのはしたらばが掲載の許諾を得ているものだけです。つーてんかくさんによる『翔べ速く遠く』ファンアートはつーてんかくさんのpixivページ をご覧ください。

ひっそりと、二次創作やファンアートお待ちしてまーす。。。
デレデレしながら拝見させていただきます。
〔44日前〕 告知

〔 475文字 〕 編集

2017関屋記念回顧

2017年の関屋記念は、直線の異常な隊列が印象的なレースでした。直線入った段階で逃げ馬が突出している展開なのに、後続の騎手が必死にガチ追いしているにもかかわらず隊列がほぼ変わらない。どの馬も、一つ前の馬を交わすのがやっとというところ。こういう展開はきわめて珍しいのです。勝ち馬がまんまとしてやったというレースでした。



順を追って見どころを紹介したいと思います。

0:06〜
まずはスタート。3番マルターズアポジーが完璧な好発で瞬く間にハナを取ります。実は、この好発からして意外ではありました。というのは、マルターズアポジーは初速こそめちゃくちゃ速いがしかしスタートは決して得意な馬ではなかったからです。事実、アポジーはそのキャリアで何度か出遅れをやらかしたことがあります。しかもこの時の鞍上はぶっちぎりの出遅れ率で競馬ファンに知られた武士沢友治騎手ですからね。

しかし、アポジーはキャリアの中でも最高のロケットスタートを決め、易々とハナを取ります。先述したようにアポジーはキャリアの中で何度か出遅れているのですが、しかし最も多くコンビを組んだ武士沢騎手が鞍上の時は結局ただの一度も出遅れることはありませんでした。スタートが苦手な馬と、出遅れることで有名な騎手のコンビが。

好発が意外な理由はもう一つあります。アポジーは気性が難しい馬で、さらには久しぶりのマイルということもあり、折り合いには不安がありました。あまりにも勢いよくゲートを出しすぎると、その流れですぐさま掛かってしまうということもあり得る馬です。しかも新潟1600は最初の直線が長く、速いラップが出ることが多い。最後の直線が長いので、逃げ馬が残ろうとするなら前半をいかに楽に運ぶかが鍵になります。

0:17〜
アポジーは好発を生かして一定のリードを確保しつつも、掛かることなく折り合います。例年の関屋記念のペースからすると珍しいくらいに安定したラップを刻みます。

0:50〜
3コーナー入ったところからアポジーは少しずつ、徐々にペースを上げていきます。リードは依然として保ったまま。速いペースではありませんが、後続に大きな動きはありません。

ローカルのレースでは騎手に若手やリーディング下位の騎手が多いので、展開、隊列、ペースがおかしなことになりやすいということがよく指摘されます。しかしこのとき後ろには、川田、池添、デムーロ、内田博といった当時トップクラスの実績をあげていたジョッキー、また横山典、柴田善、蛯名正といったベテランなど、レース経験豊富でペースを読むことに長けたジョッキーが揃っている。

1:02〜1:06
3馬身半のリードを保ったまま残り600メートル。後続の騎手が馬を押し始め、後方の馬には鞭が入り始めますが、先頭を駆けるアポジーにはまだまだ余力が。

1:10~1:15
ここで鞍上武士沢がアポジーに「手前を替えて」の合図を送ります。

「手前替え」とは、ものすごく簡単に言うと、「後に着地する前脚を右脚から左脚に、あるいは左脚から右脚に替えること」です。右脚が後に着地する状態で手前を替えると、左脚が後に着地するようになります。左脚が後に着地する状態で手前を変えると、右脚が後に着地するようになります。後に着地するのが左脚の場合を「左手前」と言い、後に着地するのが右脚の場合は「右手前」と言います。

なぜレース中に手前を替えるかというと、同じ手前で走っていると手前脚が疲れてくるからです。直感的にわかりにくい場合は、試しに四足歩行、つまり「ハイハイ」をしてみるとわかりやすい。「手前脚」がずっと一緒だと疲れる感覚がわかるかと思います。

武士沢は新潟の長い直線でアポジーを失速させないために、このタイミングで鞭で合図を送り重心移動で扶助して手前を替えさせたわけです。

1:15〜
アポジーが手前を替えたところで武士沢がすかさず鞭を入れ「GO!!」。アポジーが仕掛けの合図を受けスパートします。
後続も必死に追いますが差が縮まりません。

1:34〜
そのままマルターズアポジーが押し切り重賞3勝目。鞍上武士沢にとっては重賞5勝目で、人馬共に最後の重賞勝ち鞍となりました。


2017関屋記念を見て抱いたのは、武士沢にせよアポジーにせよ「こうも後続を嵌めるようなレースができるのか」というポジティブな意外感。好発しながらも折り合って序盤からペースを支配し、精密なラップを刻んでリードを詰めさせない。直線でも余裕の手応えで馬群を引っ張り、しかし仕掛けどころは間違えず完封する。人馬一体の見事なレース運びに感心したものです。

とくに、鞍上の手前を替えさせてからの流れるようなGOとそれに応えるアポジーのスパートはかっこよかったですね。思い出に残っているレースの一つです。
〔50日前〕

〔 2005文字 〕 編集

ウマ娘の割り切り

競馬をモチーフにするといっても色々な切り取り方があるんですが、ウマ娘は完全に「名馬たちの物語」に振り切った作り方をしている。これは功罪あって、そのぶん、世界観の作り方、見せ方が狭くなりがちという問題が常に付き纏います。

登場人物に名馬しかいないから、競走馬全体からすれば超上澄みのナイスネイチャやらマチカネタンホイザやらヒシミラクルに「脇役」やら「普通」といったキャラを付与せざるを得ないんですよね。

申し訳程度に「オープンになるだけでも御の字」的な話を付け足したりはするんですが、本当に付け足すだけなので逆にチグハグ感が出てしまう。このチグハグ感は実はサイゲも認識していて、ヒシミラクルの育成冒頭ではナイスネイチャとマチカネタンホイザを引き合いに出し、いささか揶揄的に「トレセン学園の普通は普通じゃない」とセルフツッコミを入れています。わかっててやってるんですね。

ここには「描かないところは描くつもりがないところ、描くつもりがないところは作り込まないところ」という潔い割り切りを感じます。そうすると当然、世界観そのものの奥行きは表現できなくなってしまう。だからこそ、非実装ウマ娘モノやモブウマ娘モノがウマ娘二次創作のひとつの定番ネタなんでしょうね。需要はあるが公式がまず供給しない、だから求められてきたという経緯がある。

でも、ウマ娘が成功した理由の一つはこの割り切りにあるように思えます。やはり名馬達の物語には多くの人にアピールするものがあるということなのでしょう。ウマ娘はもともと制約の多い中で作り上げてきたプロジェクトなので、そういう作り方をせざるを得なかったというのもあると思います。

しかし最近は手札が増えました。ウマ娘化できる競走馬の幅が、コンテンツ展開当初からすると夢のように増えている。

これだけ手札が増えると話が変わってくるかもなあ、というのを、ジェニュインの登場を機になんとなく思ったりします。
〔51日前〕

〔 824文字 〕 編集

『翔べ速く遠く』Illustrated Edition

Xでは以前よりお知らせしておりますが。

ピークやプリンちゃんのデザインをしていただいたつーてんかくさんにお願いして『翔べ速く遠く』に挿絵を追加する更新を行なっております。

可愛らしい素敵なイラストをご提供いただいております!

挿絵は今後も随時追加する予定です。どうぞお楽しみに。

#ウマ娘 #創作
〔127日前〕 告知

〔 198文字 〕 編集

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